”草木に囲まれた染め小屋から
季節の染め色をお届けします“

横浜と鎌倉の間に位置する円海山の一角で、約5年間放置されていた旧炭焼き小屋を1年かけて改装して 、2024年3月に染めもの小屋をオープンしました。
ここでは、できる限り自分たち手で種から染料を育てるものづくりを目指し、草木染めの染料となる植物を工房近くの「染料畑」で栽培しています。
染め小屋周辺に構えた染料畑では、草木染めを代表する藍染めや紅花染めの染料となるタデアイや最上紅花をはじめ、クチナシや日本茜など、さまざまな植物を日々育てています。工房周辺も四季折々の草花に恵まれており、桜や梅の剪定枝、カラスノエンドウやセイタカアワダチソウなど、その季節ならではの素材を採取し、その時期にしか出せない色合いを大切にしています。
すべての作品は一点ずつ手作業で染められているため、同じ柄はひとつとして存在しない、独自の色合いが魅力です。手染めならではの温かみのある風合いを大切にし、心をこめて制作した手染めアイテムをお届けしています。
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MINEMOTO HARUKA|手染め作家
1995年、神奈川県横浜市生まれ。
美術高校卒業後、イギリスに2年間留学。現地ではテキスタイルデザインを専攻し、英国伝統の織物やインテリア向けテキスタイルについて学ぶ。海外での暮らしを通じて、日本の染織技術の奥深さと繊細さに改めて気づかされ、帰国後、東北芸術工科大学テキスタイルコースに編入。日本の伝統的な染めや織りの技術に加え、紅花や養蚕といった山形の自然文化と結びついた染織技術を学ぶ。卒業後は繊維商社に勤務し、主にアパレル向け生地の企画業務に従事。その後、ハンカチ専門店で布製小物の販売・企画に携わる。
2022年、地元・横浜にて手染めブランド「mine textile(マインテキスタイル)」を立ち上げる。数年間空き家となっていた家屋を自らの手で1年かけて改装し、染色小屋として再生。染色と並行して、藍や紅花など草木染めに使う植物の自家栽培もスタート。
2023年より作家活動を本格化。自然の恵みを活かした染色を通して、日々の暮らしに寄り添うものづくりを展開している。
2025年6月、ブランド名を「峯の小屋(みねのこや)」へとリニューアル。自然と向き合い、活動を続けている。